名古屋人ランナーのご当地な日々

今日は久しぶりの晴れで、絶好のど祭り（にっぽんど真ん中祭り）日和！ …なのですが、時間がなくて見物に行けず。明日こそは行くつもりですが、今日のところは悔しさとフラストレーションを味噌料理（あるんかそんなジャンル）にぶつけてみました。

何しろ、「8番目のカフェテリアガール」を読んだ影響で私の中の味噌ボルテージが爆上げになっています。カンスト寸前です。

上記の「8カフェ」にもあるように、名古屋の家庭にはチューブ入り味噌というものが常備されています。普及率で言えば、大阪の家庭におけるたこ焼き器にも匹敵、いやそれ以上ではないでしょうか。

それどころか、他の地域に引っ越したり嫁いだりした友達のところに行くとき、お土産何がいい？と聞くと、かなりの確率で「『●けてみそ●けてみそ』持ってきて～、こっちじゃ売ってないから」と頼まれます。

かつて、海外在住の日本人は家族や友人が訪ねてくるとき、現地では手に入りにくいお米・しょうゆ・海苔などを日本から持ってきてほしいと頼んていたといいますが、名古屋におけるチューブ入り味噌もそれら日本人に欠かせない食材と同じ扱いなのです。


さて、このチューブ入り味噌、実際にはどんな場面で使うのでしょうか。

まずはフライ類との相性が抜群！ 特にトンカツには絶対に味噌です。ソースカツだけで味噌カツがないお店だと、最悪の場合お客さんが帰ってしまう場合さえあります。


冷奴にかけるだけで田楽料理気分が味わえてしまいます。ドレッシング代わりに生野菜にかけてもおいしすぎです(^^)


おまけに、ダイコン・コンニャク・卵などをゆでて味噌をかけるだけで、立派なおでん風の一皿のでき上がり！（※写真はイメージです）


さらに、めぼしいおかずがない時にはおにぎりに塗って焼きおにぎりにしたり、それすら面倒なら単なるご飯の上に味噌をかければ、あっという間に銀魂の土方スペシャル・名古屋バージョンのできあがり！！ まじめな話、土方がもし名古屋人だったら、土方スペシャルは確実に味噌onご飯になっていたはずです。（謝れ）

（※写真は土方スペシャル通常版です。）

…とこのように、汎用性の高さはハンパありません。忙しい主婦の味方なのです。

ただ食材にかけるだけではなく、炒め物の調味料として使ってもグッド！ キャベツと豚肉があれば、簡単に回鍋肉っぽいものまでできてしまいます。何と、中華料理のテンメンジャンの代わりまで果たしてしまうのです。なんという万能調味料！


では実際に、たまたま家にあった食材で味噌炒め料理を作ってみましょう。

①湯通しした厚揚げと、適当な野菜（ナス・ピーマン・キャベツ・ニンジンなど）を食べやすいサイズに切ります。


②厚揚げは先に軽く両面を油で焼いておくと崩れにくくなります。この工程は飛ばしてもかまいません。


③フライパンに油を引き、切った野菜を炒めます。ショウガかネギのみじん切りも一緒に炒めるとさらに風味が出ます。
④野菜にある程度火が通ったら、厚揚げを入れてさらに炒めます。


⑤料理酒を回しかけた後、チューブ入り味噌をびやーっとかけて軽く一混ぜ。これで完成！


ここまでの所要時間は、湯通し用のお湯を沸かした時間を含めてもせいぜい10分！ もしチューブ入り味噌がなかったら、普通の固いお味噌に砂糖を混ぜ、お酒とみりんで根気良くのばしていかなければならないので、こんな簡単料理でもとても10分では終わりません。やっぱり便利ですね！
何か今日の献立は野菜が足りないな…などという時にぜひお試しください♪


…え？ 名古屋以外の地域ではそもそもそんなに味噌料理食べない？
聞こえんなアァーーーーーッッ！！