名古屋人ランナーのご当地な日々

ランニングを始めたばかりの人にありがちな症状として、「爪下血腫」というものがあります。

これは、ランニング時にサイズの小さい靴を履いために足の爪先が締め付けられたり、靴のサイズが大きいために靴の中で足が動き、爪先がくり返し押され続けたりして、爪の中に出血する症状です。特に親指に多いです。


治療法としては、よく焼いた針で爪に穴を開けて血を出してしまえば早く治るらしいですが、別にそんな怖いことをしてまで急いで治す必要はありません。

強く押さなければさほど痛みませんし、ちゃんと足に合った靴に替えればそれ以上悪化することはあまりないので、そのまま放っておけば自然に爪が伸びて治ります。

ただ、出血している部分というのは爪が肉から離れている状態なので、あまりに範囲が広いと、ある日爪がペロッとはがれる…なんてこともあるみたいです。ﾋｲｰ(((;ﾟДﾟ))

あと、合わない靴をそのまま履き続けた場合、血腫のできた爪がどうなるのかは分かりません。想像すると怖い考えになってしまいますが(^_^;

9月21日(日)に名城公園で行われたCHEEK女子マラソン部の練習会では、最後のクロージング（整理運動）の時に、トレーナーの方にランニングシューズの選び方・履き方について説明をしていただきました。

まずサイズですが、買う時には必ず試着をしますので、その時に靴を履いた状態でかかとを床に軽くトントンと打ちつけます。


そうして足を靴のかかと部分にぴったりと合わせた状態で、爪先を指で押してみて、少し余裕があるのがちょうどいいサイズです。



次に靴ひもの結び方です。
初心者がやりがちなのが、靴をしっかり足にフィットさせるため、すべての靴ひもをぎっちりと締め上げること。ですが、これは足を締めつけすぎて、走っているうちに疲れたり傷めたりしやすいようです。

トレーナーの方によれば、靴ひもは3番目と4番目だけしっかり締めれば、後の部分はゆるめでも問題ないそうです！ 人垣の後ろの方にいたのでトレーナーさんの言う「3番目と4番目」がどこのことなのかは正確には分かりませんでしたが(^_^; 足首に近い方のひもなのは間違いないでしょう。


そう言えば、私はいつもランニングシューズをナゴヤドーム前イオンや久屋大通のANNEXに入っている「TRANSLATION」というランニング用品店で買っているのですが、そこの店員さんも同じことをおっしゃっていました。
その時の説明は「最後にひもを蝶結びにする時だけギュッと締めれば、後の部分は特に締めなくても大丈夫ですよ」とのことでしたが、基本的な考え方は一緒ですね！


こうして足に過度の負担をかけることなく、足首に近い部分だけを締めることで、靴の中で足が無駄に動くことがなくなるため靴ずれや爪下血腫も防げるし、足の力が変に逃げることもないので効率的な走りができるそうです。場合によっては1割ぐらいスピードが上がることもあるのだとか！？ ぜひ試してみましょう！


また、シューズメーカーのニューバランスのサイト（http://www.newbalance.co.jp/）では、爪下血腫などの足のトラブルを防ぐための靴ひもの結び方も紹介しています。
 


これも便利なのでぜひ一度ごらんください(^-^)