名古屋人ランナーのご当地な日々

名古屋は、映画という点ではけっこう恵まれた土地なんじゃないかと思います。

名古屋駅のミッドランドスクエア、ささしまライブ駅の109シネマズ、上小田井駅付近にあるMOZOなどのシネマコンプレックスは言うに及ばず、名古屋駅のシネマスコーレ、伏見駅のミリオン座、高岳駅から徒歩5分の名演小劇場、今池駅の名古屋シネマテークなど、ミニシアターの充実ぶりは半端ありません。

今回、その名古屋シネマテークで「アイ・スーパーバイカー」「アイ・スーパーバイカー ザ・ショウダウン」の2作品を鑑賞しました。

• レフェリー 知られざるサッカーの舞台裏（ワールドカップ）
• チェイシング・レジェンド（ツール・ド・フランス）
• バスティン・ダウン・ザ・ドア（プロサーフィン）

さらに、

• マン・オン・ワイヤー（綱渡り）

なんて変わり種まであります。（スポーツ？）

そして今年は、200馬力を超えるスーパーバイクを乗りこなすブリティッシュ・スーパーバイク選手権（BSB）に関するドキュメンタリーです。
上映期間は7/5～7/11の1週間のみですので、残念ながらもう終わってしまいました。どのドキュメンタリーも興味深くて面白いんですが、上映期間が短くて都合をつけるのが大変です。


素人考えですが、自転車やバイクのロードレースって、わりとマラソンに近い部分があるんじゃないかと思うんですよね。
事実、この映画を見ていると、レースのない平日に選手がやっている練習や訓練というのは、トレッドミルを使った走り込みやスポーツジムでの筋トレ、エアロバイクや自転車で心肺機能を鍛えるなど、ランナーがやっていることとそんなには変わりません。

他には、「疲れ切った状態からさらに30分動き続けるコツを身につけるため」格闘技ジムに通う選手、「スーパーバイクは普段は乗れないから少しでもそれに近いものを」とオフロード用バイクで悪路を走り回る選手もいますが、共通するのはやはり「生活の中心はレースと、それに向けての準備である」ということ。

当然ながら、レースのない日のほとんどを、選手たちはこうした訓練に当てているわけです。

マラソンでも、フルマラソンで4時間を切るような人は、週に4日も5日も練習し、1ヶ月の走行距離が300kmなんていう人も珍しくはありません。 
私のような、ある程度の速さで楽しんで走れればいいな～♪ などという生ぬるいランナー（1ヶ月の走行距離は多くて100km）だと、そんな疲れることをしてたら他の趣味とかに使える時間がなくなるやん…と思ってしまいますが、その辺がサブフォーやさらにはサブスリーを目指せるか、単なる趣味の延長で終わるかの分かれ目なんでしょうね。

過去に何回も優勝している日本人選手の清成龍一さんについて、映画では「謎めいた雰囲気の、求道者のような男」のように表現されていますが、一般人の目から見れば他のトップ選手たちも十分底が知れません。
特に、脚の骨が折れてから2ヶ月程度でレースに復帰してしまう選手、指の骨が折れて手術した跡もまだ生々しく、指が2倍に腫れ上がった手でハンドルを握り、レースに出場する選手…しかも、そんな逆境にあっても自分が走れること、優勝を狙えるポジションにあることを喜び、明るい表情で「勝つ自信はある」と言い切るメンタルの強さはとてつもないです。


どんな競技でも、選手の層を厚くするにはまず気楽に参加する人が増えて裾野を広げる必要があるので、私のようなヘタレランナーにも一応は存在意義はあります（と思いたいです）が、競技が発展するには当然ながら、実力のある選手が多く出てくる必要があります。

そんなわけで、トップを目指して毎日努力する人たちには本当に頭が下がります。応援しています。これからもどうかがんばってマラソン界を引っ張って行ってください！（完全に他人事のような）

 
※関連記事：ミニシアターは会員になっておくと色々と捗るぞ
↑名古屋シネマテークなどのお得な会員制度について♪
 

 
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名古屋シネマテーク【名古屋市千種区】
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